こうたろう性的であるとはどのようなことか
性的であるとはどのようなことか

性的であるとはどのようなことか

難波優輝

光文社

2025年12月17日頃

概要

「これは性的だ!」という批判がある。「性的ではない!」という擁護もある。自治体のポスターに。食品のCMに。公園の裸婦像に。なぜ人は「何が性的か」ですれ違うのか? そもそも「性的」とは何なのだろうか? 私たちは、「性的」なものをめぐって議論するわりには、「性的」というものが何かよく分かっていない。私たちは、こう問うところから始めなければならない。「性的であるとはどのようなことか?」

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こうたろうさんの感想・評価

あまりにも面白かった。 いや〜面白かった。 内容とは関係ないが、自分自身が、大学時代に分析美学の端の端を齧っていたこともあり、懐かしさを覚えた。 特に「2章:性的雰囲気」と「3章:性的ペルソナ」を巡る主張には思わず、唸った。おもしれぇ〜って。 ただ、「第1章:性的なものの何が悪いのか」における、言語哲学者J・Lオースティンの言語行為論に立脚した、非言語行為における言語行為の主張はやや共感できない部分があった。 それにしても、一冊の本に簡潔かつムダなくまとめられた「性的/えっちさ」を巡る考察は今後の、この分野開拓の礎になる予感。 自分が大学生の時にこれと出会っていたら、間違いなくこの方向で論文執筆に踏み出していたはず。

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