嫌いなら呼ぶなよ
綿矢 りさ
河出書房新社
2022年07月27日頃
概要
「眼帯のミニーマウス」カワイイ命女子VS.整形ポリス。「神田タ」YoutuberVS.粘着ファン。「嫌いなら呼ぶなよ」不倫男VS.妻の女友だち。「老は害で若も輩」綿矢VS.ライターVS.編集者。整形、不倫、SNS、老害…心に潜む“明るすぎる闇”に迫る!
ステータス
読んだ
こうたろうさんの感想・評価
めっちゃ面白かった。 軽やかに、毒々しく。コロナ禍という社会の中で、4者4様の歪さを描く作品。 軽妙な語り口で繰り広げられる鋭い感情は、読んでいると痛快だが、絶妙に身近なものでもあるので時たまギクっとする。 正当化、嫉妬、承認欲求などなど、全ての登場人物に今日共通する歪さを我々は知っている。それもとてもよく。 それにしても、読んでいて何度も笑ってしまうこの軽やかさがたまらないな〜 「流行なんて追ってない、流行が私を追ってくる。」 「客観性ってむずかしい。ありすぎると自分を縛るけどなさすぎると結果に不満が出る。」 「権利があるからって、普通、寄ってたかって行使するか?一応、暴力だろ。石でも言葉でも嫌悪でも。」
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