めっちゃ面白かった。 軽やかに、毒々しく。コロナ禍という社会の中で、4者4様の歪さを描く作品。 軽妙な語り口で繰り広げられる鋭い感情は、読んでいると痛快だが、絶妙に身近なものでもあるので時たまギクっとする。 正当化、嫉妬、承認欲求などなど、全ての登場人物に今日共通する歪さを我々は知っている。それもとてもよく。 それにしても、読んでいて何度も笑ってしまうこの軽やかさがたまらないな〜 「流行なんて追ってない、流行が私を追ってくる。」 「客観性ってむずかしい。ありすぎると自分を縛るけどなさすぎると結果に不満が出る。」 「権利があるからって、普通、寄ってたかって行使するか?一応、暴力だろ。石でも言葉でも嫌悪でも。」
元の読書記録を見る嫌いなら呼ぶなよの感想・レビュー
綿矢 りさ
河出書房新社
ISBN: 9784309030487
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