覇王の家(上)
司馬 遼太郎
新潮社
2002年04月
概要
徳川三百年ー戦国時代の騒乱を平らげ、長期政権(覇王の家)の礎を隷属忍従と徹底した模倣のうちに築き上げた徳川家康。三河松平家の後継ぎとして生まれながら、隣国今川家の人質となって幼少時を送り、当主になってからは甲斐、相模の脅威に晒されつつ、卓抜した政治力で地歩を固めて行く。おりしも同盟関係にあった信長は、本能寺の変で急逝。秀吉が天下を取ろうとしていた…。
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ショウマさんの感想・評価
自分を一切過大評価せず、自分を捨てて過去の成功者のやり方を真似する徳川家康の戦略が興味深かった。 普通は、自分ならできるとか、自分のやり方を試してみたいとか、そういう気持ちを持ち、それが挑戦につながる。 しかしその一方で、その気持ちが傲慢さや油断にもなる。 徳川家康は自分の実力を正確に推し測り、部下やライバルの意見・やり方にとにかく耳を傾けることで実力をつけていった。 また、有益な情報を手に入れるために、 ・無能な部下の話も、面白くない話も全力で聞くことで、話しかけやすい雰囲気を作った ・具体的な命令を部下にしないことで、部下が協力して、自由な発想で意見を考えられるようにした ・部下の失敗を一切責めないようにしたり、元々敵だった人物を味方につけたりした 自分の実力を正確に理解すること、周りが話しかけやすい雰囲気をつくることを大切にしたい。
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