シマ黒と茶の幻想
黒と茶の幻想

黒と茶の幻想

恩田陸

講談社

2001年12月

概要

目の前に、こんなにも雄大な森がひろがっているというのに、あたしは見えない森のことを考えていたのだ。どこか狭い場所で眠っている巨大な森のことを。学生時代の同級生だった利枝子、彰彦、蒔生、節子。卒業から十数年を経て、4人はY島へ旅をする。太古の森林の中で、心中に去来するのは閉ざされた『過去』の闇。旅の終わりまでに謎の織りなす綾は解けるのか…?華麗にして「美しい謎」、恩田陸の全てがつまった最高長編。

ステータス

読んだ

シマさんの感想・評価

理瀬シリーズの読み返し。 『麦の海に沈む果実』は、最後の急展開に心がついていかなかったんだけど、このお話は登場人物一人一人の時点で丁寧にお話が進んでいて、とても心地よい読後感。初めて読んだのは大学生になってすぐだったと思うのだけれど、今の方が、好きだなぁ、って思った。私の中で、恩田陸の作品で好きなお話ベストスリーに入るかも。余談ですが、この本、約620ページ。とにかく持ちにくくて、続きが気になるのに持ちにくい捲りにくい、ってもだもだした。

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