エビ本のエンドロール
本のエンドロール

本のエンドロール

安藤 祐介

講談社

2021年04月15日

概要

本の奥付に載っている会社名の後ろには、悩みながらも自分の仕事に誇りを持ち、本を造る「人」たちがいる。豊澄印刷の営業・浦本も、日々トラブルに見舞われながら「印刷会社はメーカーだ」という矜持を持ち、本造りに携わる一人。本を愛する人たちの熱い支持を集めた物語が、特別掌編を加え、待望の文庫化!

ステータス

読んだ

エビさんの感想・評価

本の作成に携わる人たちが仕事に持っている思いや、本が出来上がるまでの過程の中でのトラブルやいざこざ、成長などを丁寧にドラマとして描きつつ、「紙書籍vs電子書籍」という大きな問題を正面から提起しているのがすごい。 「紙が好き」という気持ちだけではどうすることもできない電子化の波が来ているし、業界としては紙と電子の共存を上手く模索していくしかないのだなぁと思った。 けれど、少なくとも一読者としては、紙には紙の価値があるし、そもそも「紙の本が好き」という気持ちだけで十分だという気持ちになれた。 これからは、奥付(=本のエンドロール)にも目を通そうと思った。 紙の本が好きな人なら絶対面白いと思うのでぜひ。

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