オデュッセイア 上(ホメロス)
ホメロス/松平 千秋
岩波書店
1994年09月16日頃
概要
凡 例 第 一 歌 神々の会議。女神アテネ、テレマコスを激励する(四四四行) 第 二 歌 イタケ人の集会、テレマコスの旅立ち(四三四行) 第 三 歌 ピュロスにて(四九七行) 第 四 歌 ラケダイモンにて(八四七行) 第 五 歌 カリュプソの洞窟。オデュッセウスの筏作り(四九三行) 第 六 歌 オデュッセウス、パイエケス人の国に着く(三三一行) 第 七 歌 オデュッセウス、アルキノオスに対面す(三四七行) 第 八 歌 オデュッセウスとパイエケス人との交歓(五八六行) 第 九 歌 アルキノオス邸でオデュッセウスの語る漂流談、キュクロプス物語(五六六行) 第 十 歌 風神アイオロス、ライストリュゴネス族、およびキルケの物語(五七四行) 第十一歌 冥府行(六四〇行) 第十二歌 セイレンの誘惑。スキュレとカリュブディス、陽の神の牛(四五三行) 解 説 訳 注
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説明の必要があるだろうか? ホメロスの二大叙事詩で『イリアス』と双角をなす本作はトロイア戦争の後に故国イタケーに帰還するオデュッセウスの冒険譚である。 人喰い巨人に捕えられてしまった彼は機転を効かせて逃げおおせるも調子に乗って巨人を煽ってしまうがためにポセイドンに呪われてしまい、長い受難の旅が始まるのだった。 当の本人の胸中には妻ペネロペと郷愁の念しかないのだが行く先々でキルケ、カリュプソ、ナウシカ、アテネら女性に助けられる。そしてモテる。 一方の故国ではすでに未亡人とみなされていたペネロペに求婚者らが集まって毎日のように宴を開いていた。そんな状況を見るに見かねた息子のテレマコスは自ら父を探す旅に出ることになる。 女神キルケーの助言による最古のネクロマンシーの描写などは個人的に興味深い。 ホメロスの描写の正確さはシュリーマンのトロイア発掘から今作でもある程度保証されていると考えても良いだろうか。
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