神様のボート
江國香織
新潮社
2002年06月28日頃
概要
昔、ママは、骨ごと溶けるような恋をし、その結果あたしが生まれた。“私の宝物は三つ。ピアノ。あのひと。そしてあなたよ草子”。必ず戻るといって消えたパパを待ってママとあたしは引越しを繰り返す。“私はあのひとのいない場所にはなじむわけにいかないの”“神様のボートにのってしまったから”-恋愛の静かな狂気に囚われた母葉子と、その傍らで成長していく娘草子の遙かな旅の物語。
ステータス
読んだ
メモ
図書館で借りた本。 パパの作るシシリアンキスは倒れそうに甘くてやみつきになる味 すぎたことはみんな箱の中に入ってしまうから、絶対になくす心配がないの。すてきでしょう。 タバコとコーヒーとチョコレートがママの栄養源で、仕事がママの安定剤、パパがママの支えで生きる理由で、私がママの喜びでたからものなのだ、と。 私は缶コーヒーは絶対のまないことにしている。「殺人的な量の砂糖」が入っているから。 先生の言葉は雨みたいに、ママの心にしみたものよ あの人の腕の中で眠りたい。一…
図書館で借りた本。 パパの作るシシリアンキスは倒れそうに甘くてやみつきになる味 すぎたことはみんな箱の中に入ってしまうから、絶対になくす心配がないの。すてきでしょう。 タバコとコーヒーとチョコレートがママの栄養源で、仕事がママの安定剤、パパがママの支えで生きる理由で、私がママの喜びでたからものなのだ、と。 私は缶コーヒーは絶対のまないことにしている。「殺人的な量の砂糖」が入っているから。 先生の言葉は雨みたいに、ママの心にしみたものよ あの人の腕の中で眠りたい。一晩だけで良い。それができるなら死んでもかまわない。心からそう思った。
19さんの感想・評価
一度出会ったら、人は人をうしなわない。例えばあの人と一緒にいることができなくても、あの人がここにいたら想像することはできる。 心から束縛されている母。 母にとって美しい恋愛は娘にとっては違う。 あの人がいない場所になじむわけにはいかないの。と引越しを繰り返す。 骨ごと溶けるような恋の副作用。
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