何人かの登場人物の痛みや、モヤモヤを綴った短編小説。登場人物ごとにそれぞれの人生や、痛みやモヤモヤが違うので、読んでいると他人の人生を少し覗いた気持ちになれます。 私が1番好きな章は、『それって、誰にとっての正解?』という章です。”誰かの正解は、ほかの誰かの不正解の場合もあるから、みんな一緒に喜べる正解なんて、本当はあんまりない。” この小説とは離れてしまうのですが、SEKAI NO OWARIの『DragonNight』という曲の歌詞と似ているなぁと思いました。DragonNightでは、”人はそれぞれ正義があって、争い合うのは仕方ないのかもしれない。だけど僕の正義がきっと彼を傷つけていたんだね” この章も、曲も自分がいつも正しいとは限らない。けれど間違いとも言えなくて、大事なのは人と違うこと、を理解することだと思います。
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カツセマサヒコ
マガジンハウス
ISBN: 9784838733071
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