傷と雨傘
カツセマサヒコ
マガジンハウス
2025年01月16日頃
概要
半径5m。言葉がもたらす小さな奇跡の連鎖。 カツセマサヒコが贈る、極上ショートストーリー ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「しんどい人生の中にある『捨てたもんじゃない』と思える瞬間」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー あなたの人生を振り返ったとき「人生捨てたもんじゃないなぁ」と感じた瞬間は、 いつ、誰に、どんな言葉をかけられたとき? 何気なく耳を傾けていたラジオから、そんな呼びかけがあったとしたら…… 本書は、まるでラジオに投稿された十人十色のエピソードを紹介するように、 ありふれた日常に起こる小さな奇跡の瞬間を切り取り、 家族、友人、パートナー、同僚、コンビニ店員、タクシードライバー、SNS投稿者…… 心が沈んだあの瞬間を救い出してくれた誰かの「言葉」を主役にした 全34編、全員が主人公の連鎖する物語。
ステータス
読んだ
さくらさんの感想・評価
何人かの登場人物の痛みや、モヤモヤを綴った短編小説。登場人物ごとにそれぞれの人生や、痛みやモヤモヤが違うので、読んでいると他人の人生を少し覗いた気持ちになれます。 私が1番好きな章は、『それって、誰にとっての正解?』という章です。”誰かの正解は、ほかの誰かの不正解の場合もあるから、みんな一緒に喜べる正解なんて、本当はあんまりない。” この小説とは離れてしまうのですが、SEKAI NO OWARIの『DragonNight』という曲の歌詞と似ているなぁと思いました。DragonNightでは、”人はそれぞれ正義があって、争い合うのは仕方ないのかもしれない。だけど僕の正義がきっと彼を傷つけていたんだね” この章も、曲も自分がいつも正しいとは限らない。けれど間違いとも言えなくて、大事なのは人と違うこと、を理解することだと思います。
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