コロナ禍は現在も続くかつてない規模の大災害である。 防災・減災の理論では災害対策は決して完全に被害ゼロを目指すものではなく、社会において適切な水準の対策をとっていくべきものであり、過剰な対策はその対策そのものが災害を及ぼすものと考える。 特に日本においては、専門家、マスコミ、一般大衆のトライアングルによって新型コロナに対する過剰対策が取られた結果、かつてない大災害を招いてしまったコロナ対策禍災害というべき災害である。 今現在もその悪影響が色濃く残っており、将来的に懸念される事態も数多く、これからできるだけ適切な軌道に戻していく必要がある。 そのためにはどういった事態がこれまで起こり、どういう対策が取られて事態がどう動いていったのかを適切に把握して共有していく必要がある。そのための最適な一冊であると言っていいと思う。
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磯野 真穂
柏書房
ISBN: 9784760155651
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