スリを生業とする男が、押し込められた暗がりの中で静かにもがく話。 読んでいる間ずっと胸が苦しかった。 支配される側の登場人物たちすべてが、助けてくれとはもはや口にすることもできない袋小路に立たされているような閉塞感。 その合間に駆け抜ける、スリを成し遂げた時の痺れるような快感が、読み手にまで伝わってくる。
元の読書記録を見る掏摸(スリ)の感想・レビュー
中村 文則
河出書房新社
ISBN: 9784309412108
読者の感想・読書記録
ブックミーに投稿された公開の読書記録です。感想はそれぞれの読者の意見です。
あなたの感想も、読書仲間へ
ブックミーで読んだ本を記録して、感想を共有できます。
ブックミーアプリをダウンロード