"ただ生きているだけ"の女性が人生に再び幸福を見出していくお話。 人生に絶望した人間は、自分の殻に閉じこもっているだけでは癒えず、他人によって救われるしかないのだなと思った。 ただ、感情が戻ってきても人生を謳歌するというステージに再び立てるかどうかは人それぞれだ…… ストーリー的には大きな起伏はないが、救われる話なので、むしろ不安にさせる展開がないのは良かったのかも。ただ、終始感情の浮き沈みが少ない分、読後感はそれ程無かった。 文書に無駄がなく、登場人物の台詞回しがユニークなところが気に入ったので、著者の他の作品も読んでみたい。
元の読書記録を見るナチュラルボーンチキンの感想・レビュー
金原 ひとみ
河出書房新社
ISBN: 9784309039169
読者の感想・読書記録
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大好きな金原ひとみさんが新刊を出されたので読んだ。 ある過去の出来事のせいで日々ルーティンをこなす生活になってしまった40代の会社員が同じ会社の若い社員と出会うことで生活が変わり、人と出会い、自分も変わっていくというお話だった。 金原ひとみさんの本に出てくる登場人物やその人物たちが楽しそうにご飯を食べたり遊んだりしている様子は、前作に引き続き楽しそうで、自分が金原さんの本を読み続ける一番の理由だと思う。 また、前の年末年始に金原さんの本に出会い、色々と読んでいた時から自分が変わったのを感じた。具体的には、昨年は前述した登場人物間のわちゃわちゃを羨ましいな〜とどこか悲しい思いをして読んでいたのだが、今は自分も一緒にいてくれる人や友達が増えて悲しい思いはなくなった。20歳をすぎても成長?できていることが嬉しい。
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