本の感想・レビュー
異界の歩き方

異界の歩き方の感想・レビュー

村澤 和多里/村澤 真保呂

医学書院

ISBN: 9784260057349

読者の感想・読書記録

ブックミーに投稿された公開の読書記録です。感想はそれぞれの読者の意見です。

けさん

精神疾患における「当事者研究」という難しそうな題材だけど、面白くてかなりスラスラと読めました。 一般的な精神疾患への支援といえば、社会に出して働かせるだとか人に迷惑をかけないようにするとかばかりに視点をおきがちだけど、当事者の声を聞かずにそんなことをしても焦りや苛立ちを助長させるだけになってしまう。 本書では精神疾患の方が自己をコントロールできなくなってしまうことを「爆発」と書いていたけど、「爆発を防ぐ」ではなく、「爆発を活かす」。コレはめちゃめちゃ面白かったし、精神疾患云々関係なく、誰しもが他者に対して持つべき視点だな〜と思えた。 この前読んだ依存症の話とも似ている。 無理に蓋をしたり線引きをするのではなく、自分自身や周囲がその症状と向き合いながらうまく付き合って行くことが大切なのかも。

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