○2020年のロマンス詐欺 ・41p 「誰かを救うなら____オレを救ってほしかった。」という言葉がとても印象的だったけど、結局、そう思った相手のことは忘れて未希子に入れ込んでたあたりが、コロナ禍で人が恋しくて寂しくて、知っている人に縋ってしまいたくなるような人間臭さを感じた。 ・詐欺に加担しているのではと薄々気づいている、気づいてしまった時のしんどさがとても伝わってきた。そのあたりから、家に凸る→逮捕されるあたりは緊迫感を感じてハラハラしていたが、最後に娘の一華が会いに来る場面ではなんだかあっけらかんとした空気を感じて、不思議な感覚の物語だった。
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辻村 深月
文藝春秋
ISBN: 9784167924362
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