わからなさの中で読み進めた。春が自分をどう解釈しているのかがずっと見えず、春ではない誰かがずっと語り手になっているような浮遊感がある。それは結末とゆるやかにつながっていた。家族のこと、結婚のこと、研究のこと、それぞれの登場人物との関わり、重層的でどれが決定的にストーリーに寄与するというのでもない。複雑性を複雑性のまま掬い上げる小説。当社比では大人びた読書だったかも。
元の読書記録を見る星のように離れて雨のように散ったの感想・レビュー
島本 理生
文藝春秋
ISBN: 9784167920951
読者の感想・読書記録
ブックミーに投稿された公開の読書記録です。感想はそれぞれの読者の意見です。
あなたの感想も、読書仲間へ
ブックミーで読んだ本を記録して、感想を共有できます。
ブックミーアプリをダウンロード