素晴らしかった。小説というものの良さを味わった気がする。一人一人の登場人物が生きていた。読んでいる間、小説の世界と自分の世界を行き来した。読者が死を知るのが、アメリカの孫の校長との面談というのも、とてもよかった。 長いお別れ。ロンググッドバイとは、昇平と同じ職業で、でもずっと若い、そしてアメリカ人の校長の言葉だった。 川本三郎の解説も良かったなあ。 「人間一人が死んでゆくのを支えるのは大変な『仕事』になる」 「二度童」にどわらし、 などの言葉が沁みた。
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中島 京子
文藝春秋
ISBN: 9784167910297
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