本の感想・レビュー
旅をする木

旅をする木の感想・レビュー

星野 道夫

文藝春秋

ISBN: 9784167515027

読者の感想・読書記録

ブックミーに投稿された公開の読書記録です。感想はそれぞれの読者の意見です。

しょーたろーさん

アメリカはアラスカ州を中心とした、大自然と一言で表せないないほどの自然の中で著者の星野道夫さん自身が感じたことや体験したことを綴った本。 言葉がとても魅力的で爽やかな自然の香りがしてくるような、読んでいて清々しい気持ちになれる本でした。 感銘を受けた箇所は多々ありましたが、中でも心を動かされた一節を記載しようと思います。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 「これだけの星が毎晩東京で見られたらすごいだろうなあ・・・・・夜遅く、仕事に疲れた会社 帰り、ふと見上げると、手が届きそうなところに宇宙がある。一日の終わりに、どんな奴だって、何かを考えるだろうな」 「いつか、ある人にこんなことを聞かれたことがあるんだ。たとえば、こんな星空や泣けてくるような夕陽を一人で見ていたとするだろ。もし愛する人がいたら、その美しさやその時の気持ちをどんなふうに伝えるかって?」 「写真を撮るか、もし絵がうまかったらキャンバスに描いて見せるか、いややっぱり言葉で伝えたらいいのかな」 「その人はこう言ったんだ。自分が変わってゆくことだって……………その夕陽を見て、感動して、自分が変わってゆくことだと思うって」

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読切隊さん

先にこの本を読んでいた人に 何故紹介してくれないのかと嫉妬する程 内容が素晴らしかった。 こんな本を今後色々なジャンルから見つけれたら、嬉しいなと感じた。 好奇心や面白さとは違った羨望という感情に近い気持ちになる。 書きたい感想のほとんどが、帯や裏表紙に書かれていることと同じすぎて省略。 この本があれば、いつでもアラスカに触れることができるだろうなぁ

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こうたろうさん

素晴らしい作品。何度でも読み返したい。 ただ、家のリビングやベッドの中で、淡々と文字を追っていたはずなのに、気づけば壮大で圧倒的な大自然の世界の中、息を潜めて佇んでいた。 大切にしたい言葉に付箋を貼りながら読んでいたら、最終的には付箋だらけになってしまった。 「1つの体験が、その人間の中で熟し、何かを形づくるまでには、少し時間が必要な気がする。」 「誰だってはじめはそうやって生きてゆくんだと思う。ただみんな、驚くほど早い年齢でその流れを捨て、岸にたどり着こうとしてしまう。」

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