SF好きもそうでない人も、絶対に「面白かった!」「この作品を読めてよかった!」という感想を以て本を閉じること間違いなしの大団円だったな… あの終わり方、💯
元の読書記録を見るプロジェクト・ヘイル・メアリー 下の感想・レビュー
アンディ・ウィアー/小野田 和子
早川書房
ISBN: 9784152100719
読者の感想・読書記録
ブックミーに投稿された公開の読書記録です。感想はそれぞれの読者の意見です。
とっても面白い!けれど簡単に読める小説と言うのではなかった。 科学、それも原子物理学の基礎原理や新しい研究成果について、きちんと説明されるので、その概要だけでも理解しようとすれば、知識や記憶を動員しつつ読んで行かなければならない。 物語は主人公が自分が誰かという記憶までも失った状況から始まって徐々に自分を取り戻していく過程で読者に同じ体験をさせる。 断片的記憶の部分は過去を時系列に描くもので、過去と現在が交互に進行する。そのスタイルにも慣れる必要がある。 物語の終盤になってようやく事の全貌が見える仕掛け。 つまり、そもそもなぜ彼がここにいるのか?が。 これを本当に映画化するつもり?? 「ロッキー」や「ポセイドン・アドベンチャー」他、映画への言及やオマージュがあって映画との親和性は既に盛り込まれている。 ストーリーも確かに可視化できる。 今の技術なら宇宙の表現も無重力も見せられる。 でもロッキーは? 「メッセージ(あなたの人生の物語)」みたいに改変されたりしないのか?どうも不安。 (私のイメージだと、とあるポケモンなんだけど…誰かと分かち合いたい。ウズウズ) 兼ねてから地球外知的生命体がいて、人類と出会う事があるのなら、彼らは決して野蛮な心性の持ち主ではないと考えていた。 コミュニケーション法は言語より効率の良いものであるかもしれないし、適正温度、重力、必要とする大気も地球生物とは異なるはず。だと。 それをやっぱりね!と肯定してくれるアンディ・ウィアー。 おお、あなたのようなSF作家を待っていたよ!と、SFファンが泣いて喜んだのは当然 地球外知的生命体が地球を乗っ取ろうとある日突然攻めてくるなんてナンセンス! 生存に適切な環境の星なんて簡単には(少なくとも大挙して辿り着けるご近所には)無いのだし、暴力的に乗っ取ろうとすれば抵抗されて効率が悪いことこの上ないし、下手すれば戦闘によって彼らが住めない環境に変わってしまうかもしれない。 知的生命体との出会いがあるとすれば、同等レベルの文明度である事が条件。 それにも納得。 色々、SFを読んでた人にこそ届けたい作品です。 何度でも読み返したくなる傑作♪♬♫ 「光の速度がわかる人はいるかな?」
元の読書記録を見る宇宙船の中で、たった一人目を覚ます。 記憶が、ない。 辺りを見回せば2人の男女の死体が、ベッドに横たわっている。 僕は、いったいなぜここにいる……?から始まる、壮大なSFストーリー。 「火星の人」(映画オデッセイ)で知られる著者が、またしてもユーモアとポジティブをギュウギュウ詰めにした『楽しいSF』を書く! ザ・文系の私にも分かりやす〜い(ぜんぶは分かんないけどそれでいいと思わせてくれるストーリー)文章。起承転結と、記憶を取り戻していく展開に、何としてでも最後まで読みたくなる作品。
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