『キャッチャー・イン・ザ・ライ』の主人公を少女に置き換えたような話、村上春樹の性癖なんだね(偏見) ただ、向こうが青春小説の金字塔なのに対して、これは青春小説と呼ぶのに若干抵抗があるな というのも、こっちは思春期の通過儀礼、成長ストーリーみたいな側面よりも、もっと「孤独」「閉塞感」「無力感」みたいな雰囲気が前面に出た文章になっている 『心は孤独な狩人』とテーマが共通していて、マッカラーズの十八番なんだろうなと思ったが、あっちは様々な視点を織り交ぜた全体構成の完成度の高さが見事である一方で、こっちは狂おしいまでに多感な主人公の緻密な心理描写が素晴らしい
元の読書記録を見る結婚式のメンバーの感想・レビュー
カーソン・マッカラーズ/村上 春樹
新潮社
ISBN: 9784102042021
読者の感想・読書記録
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心理や風景の描写は美しくて、素晴らしい文章だなと思う。思春期のモヤモヤしてた気持ちって時が経つにつれて忘れてしまうものなのに、こんなにも身に迫る感じで描けるのはすごい。でも私が12歳のころってこんなこと感じてたのかなあ?忘れてしまっただけなのか? この本を読んで後悔したのは小さい子ども、特に男の子が死んでしまうところ。余計な悲しさだから好きじゃない。そこだけが残念だったな
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