10年前くらいに読んで、ふとこの本のラストの切なさを思い出し、また読みたくなって読み返した。 世にも奇妙な系のSF、廃人化するメカニズムが超能力的なあり得ない手法ではなく、リアルにありそうな仕掛けなのがゾクっとする。 母性愛と友情を天秤にかけた時、前者に勝るほどの想いではないのではないかと思う一方で、吃音持ちの主人公が唯一心置きなく友達になれた存在に対する想いは、もしかしたら母性愛に匹敵する熱量なのではないかと期待してしまう。そうであってほしい。 やっぱりファンタジーっていいな、豆豆しいビジネス書以外も今年はたくさん読もう。
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乾 ルカ
新潮社
ISBN: 9784101392318
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