君の波が聞こえる
乾 ルカ
新潮社
2014年04月30日頃
概要
一学期の終わりの日、ひとりぼっちで海を見ていた健太郎は、沖に浮かぶ謎の城に迷い込む。そこには同じように囚われた人々がいた。元の世界に戻るには「出城料」が必要だという。それはお金ではない何からしい。健太郎はもう一人の少年と次第に心を通わせ、誓いを立てる。二人でここを出るんだ、初めて見つけた友達だからー。思春期の友情が胸に響く青春小説。
ステータス
読んだ
nnkさんの感想・評価
10年前くらいに読んで、ふとこの本のラストの切なさを思い出し、また読みたくなって読み返した。 世にも奇妙な系のSF、廃人化するメカニズムが超能力的なあり得ない手法ではなく、リアルにありそうな仕掛けなのがゾクっとする。 母性愛と友情を天秤にかけた時、前者に勝るほどの想いではないのではないかと思う一方で、吃音持ちの主人公が唯一心置きなく友達になれた存在に対する想いは、もしかしたら母性愛に匹敵する熱量なのではないかと期待してしまう。そうであってほしい。 やっぱりファンタジーっていいな、豆豆しいビジネス書以外も今年はたくさん読もう。
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