本の感想・レビュー
風の万里 黎明の空(下) 十二国記

風の万里 黎明の空(下) 十二国記の感想・レビュー

小野 不由美

新潮社

ISBN: 9784101240572

読者の感想・読書記録

ブックミーに投稿された公開の読書記録です。感想はそれぞれの読者の意見です。

ゆっぱさん

全くの他人だった主人公3人が成長し、ひとつの大きな渦へと身を投じていく。 下巻は政治と戦が舞台になってくるが、そこに出てくる登場人物達が皆、熱く強い信念を持っていて魅力的。皆命を賭けたりピンチになったりする割には淡々としていたのが印象に残った。信念を貫くために仲間と共に自分の役割を果たすのみだ、という覚悟を感じた。 十二国記は「問題を提起する」より「どんな問題が起きてもブレずにシンプルに生きる方法を提起する」作品だなとふと思った。 ラストシーンはアニメでも本でも毎回泣いてしまう。 「辛いことなんてのは、忘れてしまえば終いだ。生きてりゃそんなこと、際限なくある。いちいち気に病んでも始まらんだろう。その代わり、いいこともあるな。悪いことは忘れる、良いことは喜ぶ、そうして生きてくしかねえんじゃないか?」 「儂のように長生きしても、まだ迷う。陽子のような若造に諭される。人というものはその程度のものじゃ。ーその程度のものじゃと、知っておくとに意義があるのかもしれんな」 「真実、相手に感謝し、心から尊敬の念を感じたときには、自然に頭が下がるものだ。礼とは心の中にあるものを表すためのもので、形によって心を量るものでないだろう。」 小野不由美作品あるある:ギリギリにネタバラシをする

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チャロンさん

十二国記シリーズは上巻もおもしろいけど、下巻でとんでもなくおもしろくなるなぁ。 上巻ではキャラにイライラすることもあったけど、それぞれの成長が見られてからは、早く3人が出会わないかなと願い、それぞれの身分を明かすシーンのかっこよさに震えました。 それにしても高校生くらいでこの考え方と覇気、陽子はすごすぎる。最初はオドオドした女子高生だったとは思えない。死にそうな目に遭いながら生き延びた経験から来るのかもしれないけど、同じような境遇の鈴はかなりの間他責思考だったのに。

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