共依存的な母娘関係というテーマは、私が娘であり、そして母でもある以上、どうしたって我が身に思い当たる節が一片のカケラもないとは言い切れない。それだけに、読んでいてとても重くしんどい。書店で概要を読んだら、間違いなく避けるテーマです。 それでも手に取ったのは、この筆者の作品だから。そしてしんどい気持ちになりつつも最後まで一気に読み進めてしまったのは、彼女の筆力のなせる技だと思いました。 ベランダに咲いた緋色のさざんかが、まさかここまでつぶさに心理を抉るとは思わなかった。 やっぱり私は、彩瀬まるさん、好きだなぁ。
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彩瀬 まる
新潮社
ISBN: 9784101200514
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