濃い。一文に含まれるものが濃密。言葉を読み飛ばせない。キャラクターも強烈で濃い。一文一文をゆっくり読む楽しみを味わえた。濃いから読み手の頭がぐるぐるうごく。アゴをガシガシ動かして咀嚼するように文章を読む。その感覚が楽しい。 著者は俳人。そのせいもあるのかな、この濃さ。 戦争前後の苦しい日々がなぜかおかしく滑稽に思える書き口。人の生き死にも特別感情的に書かない。それが好みだった。とにかくめちゃくちゃにおもしろかった。
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西東 三鬼
新潮社
ISBN: 9784101014517
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