前回読んだ「ぼくたちはみんな大人にはなれなかった」のその後の話ということで読んでみることにした。前回と話が続いてるというわけではなかった。しかし、前回と同様に、所々心に引っかかる描写や言葉がたくさん出てくる。今回は前回と変わって恋愛的要素が少ない。その代わり主人公が様々な人物との出会いを通して少しずつ変わっていく。そして、出会いがあるということは別れもある。私はこの本を読んでそこを強く感じた。出会いと別れはいつも表裏一体であり、いつ来るかわからない。しかし、いつも別れが来る時は別れの予感があるのだと私は思った。それに気づけるか気づけないかは別として。その少しの胸騒ぎや異変の時に何を考え行動するか、そして、その別れる人との時間とその人からどんな影響を受けたか。一緒にいた時間の長さよりもそれらが1番大切なのではないかと感じた。どんな人も急に別れが来る。だからと言って別れが来るのだろうと考えながら生きていきたくはない。だからこそ、いつか来る別れのためにその人との時間を大切にし、その人の言動ひとつひとつからたくさんのことを感じたくさんのことを考え2人だけの思い出を作っていきたい。
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燃え殻
新潮社
ISBN: 9784101003542
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