本の感想・レビュー
世界99 上

世界99 上の感想・レビュー

村田 沙耶香

集英社

ISBN: 9784087718799

読者の感想・読書記録

ブックミーに投稿された公開の読書記録です。感想はそれぞれの読者の意見です。

うまいぱんさん

なんだコレは……衝撃的すぎる…… 感情愛情の無い主人公女性のリアルな生存競争がグロテスクに書かれていてそれだけでも十分面白い。 さらに主人公の成長と世界が転換期を迎えて価値観のアップデートが入り、段々と世界観が現実から遠のいていくのが凄い。ラストはもはや序盤とは別世界の話になっている。 また、登場人物の大半がまともでないが、絶妙に誰もが持っている一面のようにも感じてしまい精神が汚染される。 自分も無意識に媚びたり同調したりしているのだろうな……

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ぴーすさん

新年早々とんでもない本を選んでしまったなぁと笑 この本を読んだ人と感想を話してみたい!少し怖いけども、、、 架空の世界のようで、登場人物たちの心情を恐ろしいほどリアルに描いていて、こんな未来が来るんじゃないか、または、もうそこまできていて、片足を突っ込んでるんじゃないかと真剣に考えてしまった 400ページ以上の本かなり久しぶりだったけどさくっと読み終えることができた

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Ayumiさん

村田沙耶香さんの作品が好きなら必読の一冊。 これまでの村田さんの作品をまとめ上げたかのような仕上がりの壮大なディストピア小説。 上巻で描かれるのは、これまでわたしたちが生きてきた世界に近しい世界。差別、虐め、モラハラ、性被害などが一般的な世界で、空子は自分の性格を持たず、安全で合理的に生きるために相手に「呼応」しながら生きている。 コミュニティによってキャラを使い分けることは誰にでもあると思うけれど、属するコミュニティから見た世界の違いについての描写や、「世界②にいると世界③にいるときに感じていることが感じられなくなる」といったような描写があるように、空子はとても極端に、そして徹底的にキャラの使い分けをしている。 エンターテイメント性があるのが上巻で、最初から引き込まれるだけでなく、中盤からのジェットコースターに乗っているような話の盛り上がりがすごい。読み終えたらすぐ下巻を読みたくなる。

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