やはり心理描写が素晴らしい。 今の作風とやや違う感じもするが、どちらも大好きだなぁと心底実感。 学校という空間に詰め込まれた、あまりにも多くの喪失が、みずみずしく、生き生きと描かれていた。 そして、大小異なる全ての喪失を抱き抱えて、学校という空間が喪失する。 最後、あまりにも大きな喪失を抱えた2人の若者が前を向く場面で、朝日が昇る。 本当に、毎度ページを読み進めるのが楽しい。 そして、書き出しが好きだった。 「伸ばした小指のつめはきっと、春のさきっぽにもうすぐ届く」
元の読書記録を見る少女は卒業しないの感想・レビュー
朝井リョウ
集英社
ISBN: 9784087714425
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