本の感想・レビュー
パリの砂漠、東京の蜃気楼

パリの砂漠、東京の蜃気楼の感想・レビュー

金原 ひとみ

集英社

ISBN: 9784087445107

読者の感想・読書記録

ブックミーに投稿された公開の読書記録です。感想はそれぞれの読者の意見です。

nanaさん

パリと東京を股に掛け書かれた、エッセイという名の私小説。 おそろしい本だった。 この本には希死念慮そのものが描かれている。心の弱っている人が読めば、希死念慮に連れて行かれるだろう。 テロが身近な為、むしろ自らと死の間に距離を置けるパリ。パリに比べれば平和な為、ぼんやりとした死が自らに迫り来る東京。 この本を読んでいる間、どちらにも住んでいない私はどちらの風景にも紛れていた。死が目の前に在った。 おそろしい本だった。 子供や友人の何気無い描写、また、好きな音楽のくだりに救いがあって良かったと心から思う。 心身共に余裕のある時だけ読む事をおすすめする。 著者が好きな音楽を好きなだけ聞いて、心身をゆっくり休める事が出来たらと願わずにはいられなかった。 私は初めて金原ひとみ作品を読んだ。彼女は文章が巧い。

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かなへいさん

新しくなったカンブリア宮殿でファシリをしてる人だ!と思い、購入。 テレビに出てる人って、自己肯定感が高かったり、ポジティブだったりするイメージがあったけど180度覆された 必ずしも自分の全てを愛してあげる必要はないのかもしれないと思えた

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