「強い人でありたい」と思う日が遠く手の届かないモノにならないように どんぶらこする
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阿部 暁子/syo5
集英社
ISBN: 9784086801546
読者の感想・読書記録
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離島・采岐島高校に進学した和希。彼は知り合いがいない環境を選んでやって来たのには、自分にしか言えない事情がありました。高校生活を寮で始め、クラスメイトとの交流や島ならではの雰囲気に少しずつ慣れていきます。 初夏、島の“神隠しの入り江”と呼ばれる入り江のほとりで、和希は倒れている少女・七緒を発見します。黒髪の少女が波打ち際に倒れ、意識を取り戻すと「1974年」とつぶやきます。七緒は身元も記憶もはっきりせず、自分がなぜそこにいたのか、どうして倒れていたのかを語ることができません。和希は彼女を気にかけることになります。島での生活や寮生活、クラスメイトとのやりとりを通じて、七緒との距離を縮めていきます。 七緒の“1974年”という言葉、彼女の抱える秘密。和希自身も、島に来る前に抱えていた秘密があり、それが徐々に明らかになっていきます。そんな2人のボーイ・ミーツ・ストーリー。 すごい爽やかそうな話してなんですが、2人の抱える過去の秘密は現代的な黒い闇の部分なんですよね。タイムスリップものでありながら、華やいだラブストーリーではなくて、ちょっと暗い影を落とすところもあり。 残念なのは、七緒が良い子すぎて、少しどんな子なのか内面が全然見えないところでした。 キャラクターの輪郭がちょっと曖昧な感じがします。
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