『眩』で惚れてしまった朝井まかてさんの作品のうち、一番好評なようだったので読むことにした。 明治の歌人、中島歌子の一生。 水戸藩士の妻として幕末を生きた彼女が歌人となるまでの道筋を、流れるような文体で編んである。 和歌を風流としてではなく、自らの全てを託した三十一文字として作品に編み込んであることが途方もなく素晴らしい表現だと思えた。 時に美しく情景を描き、時にみずみずしく人々の心の趣を描く朝井まかてさんが、改めて好きだ。休日を使って一気に読み終わってしまった。
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朝井 まかて
講談社
ISBN: 9784062931915
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