ある日、高校一年生の男女の体が入れ替わってしまう。あらすじに書いてあることだ。ありきたりと言われればそうかもしれない。 だが、圧倒的に違うのは、入れ替わってから何年もそのままだということ。 入れ替わった状態でその人生を生きる。 主人公の男の子が女性の身体で生きていくことで、女の性としての世間との関わり方や良くも悪くも様々な影響を強いられ、それがはっきりと浮き彫りになることや元々歩んでいた人生が離れていってしまう苦しさが描かれていて読むのが辛くなることが多々あった。 それに体が入れ替わるということは人生が入れ替わるということであり、ある意味で大事な人との別離をも意味する。 その全ての要素に何度も読むのが辛くなり、本から顔をあげ天を仰ぐことになった。それでも読みたかった。途中ではやめられない面白さだ。そして単に体が入れ替わる以上の苦しみや葛藤が描かれながらも、人生を生きるとはどういうことか?という純粋な問いに一種の答えをくれるような作品だった。
元の読書記録を見る君の顔では泣けない(1)の感想・レビュー
君嶋 彼方
KADOKAWA
ISBN: 9784041148570
読者の感想・読書記録
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学生の男女入れ替わりなんて擦られた題材だなと、ラノベ感覚で読んでるとアレアレ全然元に戻らないまま老いていく。 本人の意識に反してホルモンに作用される身体。求められる役割。家族との別れ。リアルな苦悩と葛藤が描かれている。
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