登場人物も、時代も、カシャ、カシャとスライドのようにどんどん切り替わってゆく。時間帯や季節や天候は繋がっていて。縦軸と横軸が連続した時空には、無数の生きている者、すでに生きてはいない者。あの世やこの世や過去や現在なんて、案外、本当にこんなものなのかもしれないな、と思ったりした。 どんどん場面が切り替わるので、読めども読めども終わらない感じがしてしんどくなり、しばらく中断していました。数ヶ月置いて再開したら、意外と最後までスーッと読めてしまった。何をおもしろいと思うかなんて、自分のコンディション次第で変わるものなんだな。
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江國 香織
KADOKAWA
ISBN: 9784041131152
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