本の感想・レビュー
エムブリヲ奇譚(1)

エムブリヲ奇譚(1)の感想・レビュー

山白 朝子

KADOKAWA

ISBN: 9784041037164

読者の感想・読書記録

ブックミーに投稿された公開の読書記録です。感想はそれぞれの読者の意見です。

タカヒロさん

作家で迷い癖のある蝋庵(ろうあん)と賭博にハマっているダメ男で荷物持ちの耳彦、この2人が旅をする物語です。 旅の中では「エムブリオ」という小さな胎児を拾う話や、人生を繰り返す女性の話など様々な物語を描いています。 この物語は一章完結型の物語なのですが、中でも2章の同じ人生を何度も繰り返す話が好きです。女性はある日老婆からラピスラズリを受け取り、それを機に死んだら生まれた当時に時間が戻るようになり、何度も自分の人生を繰り返し、その度違う男性と結婚し、違う人生を送ります。そして輪廻を繰り返すうちに女性が選んだ決断には驚きました。 短編集のような作りで短いながらストーリーに奥深い展開が描かれており、満足感のある1冊です。

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