なんで人は青を作ったの?
谷口 陽子/高橋 香里/クレメンス・メッツラー
新泉社
2025年01月14日頃
概要
運動が苦手で人見知りの蒼太郎と運動神経がよくてお調子者の律。対称的なふたりの中学1年生男子が、化学者の森井老人の指導のもと、人類がどうやって「青色」を手にしたのかを証明する壮大な実験に挑戦する。顔料に使えるような青色の石(鉱物)は自然にはほとんど存在しないため、古代から人類は様々な工夫をして「青」を作ってきた。銅やお酢、ウシの血など、簡単に手に入る材料から高価な青を作りだした、人類のあくなき探究の旅にあなたも同行しませんか? おもな登場人物 プロローグ 第1章 ヴェルディグリとオドントライト 実験のスタートはヴェルディグリ/できあがりは茶色になる?/最古の人工青色? オドントライト/緊張の連続の実験 第2章 ラピスラズリとウルトラマリンブルー 中央美術館でウルトラマリンブルーとであう/きれいな青ができた!/日本にウルトラマリンブルーはなかった? 第3章 スマルトとフォルスブルー コバルトからスマルトを作る/偽物の青色を作る/きれいなコバルトガラスができあがる 第4章 エジプシャンブルー 人類がはじめて作り出した合成の青/作るのはガラスじゃない?/エジプシャンブルーはキラキラ光っていた? 第5章 骨董店と科学倶楽部 摩訶不思議な森井老人の骨董店/久しぶりの科学倶楽部/バクテリアから赤い顔料ができた 第6章 マヤブルー 植物から作られたマヤブルー/強烈なにおいの青い液体/くさい液体からマヤブルーができた! 第7章 プルシアンブルー ベルリンで作られた青/ベロ藍作りに挑戦/実験に失敗するって、悔しいぞ!/時間をかけてできたヴェルディグリ 第8章 埴輪 古代の日本で使われていた青は?/古文書の「青」を探しに茨城へ/〈あおに〉を発見?/青緑に見える山肌がある/インスタントカメラで記念撮影/伝説の紺色〈あおに〉 第9章 中世の青色の話 錬金術を調べに中央美術館へ/青色も錬金術で作った?/本物のレシピで再現に成功/ぼくたちが名前をつけていいの? 第10章 旅立ち サイコーだった青の実験/企画展に展示される⁉/律がいなくなる/2年後に届いた招待状/はじめてのレセプション参加/展示されたぼくたちの青の実験 その1/展示されたぼくたちの青の実験 その2/レセプションで注目をあびる エピローグ あとがき おもな参考文献 謝辞
ステータス
読んだ
けさんの感想・評価
図書館のヤングアダルトコーナーにあって何となく手に取った本でしたが、面白かった! 「青」という色を通して歴史、科学、宗教、などなど…、あらゆる知見を深められる快感でめちゃめちゃ没入して読めました。大人が読んでもちゃんと面白いし、ちゃんと難しい! 学びの本だから難しいのは良いことなんだけど、挿絵やイラストは(できればカラーで)もう少し欲しかったかな。実験とか、青の色感の説明とか、文章だけではイメージしにくい点があって、学びの観点でも少し消化不良。でもこういう消化不良をきっかけにネットや別の文献で調べてみるのもまた学びですね。実際子ども達がどう読むか気になる所。
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