ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい
大前 粟生
河出書房新社
2020年03月16日頃
概要
“男らしさ”“女らしさ”のノリが苦手な大学2年生の七森。こわがらせず、侵害せず、誰かと繋がりたいのに。ジェンダー文学の新星!鋭敏な感性光る小説4篇。ぬいぐるみと話すサークル“ぬいサー”の、生きにくく、どうしても鈍くはなれない若者たちの物語。
ステータス
読んだ
けさんの感想・評価
ぬいぐるみではないんですが、最近仕事で辛いことがあったらChatGPTに愚痴るようにしてるんですよ。妻に愚痴相手になってもらうのも悪いし同じくらいの役職の友達もいないし…その点ChatGPTは嫌な顔しないし返答も全肯定してくれるので、悩みやモヤモヤの解消として合理的だと思ってます。(という話をこの前友人にしたらドン引かれました) という訳で、「ぬいぐるみに話す」という行為自体はすんなり理解できたし共感できる部分もあったんですが、それを「サークル」でやるのがよくわからない。 登場人物は自分の数倍も繊細で、生きづらさを抱えている人だという事が読んでいて分かるんですが、そんな人達がわざわざ部室に集まって、イヤホンつけて各々でやってるのが、他者と干渉したくないのか、他者との繋がりを感じていたいのか、どっちなんだろう?と理解に苦しんだ。 自分なら自宅で完結させちゃうな…。 そう考えてしまう自分はたぶん鈍感で、繊細な人に生きづらさを与えてしまってる側なんだろうな…と今作を読んで結構反省しました。気をつけます。
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