名前で呼ばれたこともなかったから
寮 美千子
新潮社
2024年01月29日
概要
彼らはみな、加害者である前に被害者であったーー。貧困、育児放棄、虐待、発達障害によるいじめ、厳しすぎるしつけ。過酷な環境で過ごし、犯罪に走った少年たち。そんな彼らの固く閉ざされた心の扉が「物語の教室」を通して少しずつ開かれ、心の内に秘めた思いが詩となって溢れ出す。受刑者に寄り添い向き合ってきた作家が編んだ奇跡の詩集、待望の第二弾。
ステータス
読んだ
けさんの感想・評価
技巧云々ではない只々真っ直ぐな詩の力に食らいました。 詩ひとつひとつに込められた想い、それに対する教官や周りの受刑者達の受け止め方、どれも温かくて、とても優しい気持ちにさせられた。 「刑務所の高い塀は、彼らを懲らしめ閉じ込めるためのものではなく、世間の荒波から彼らを守るための防波堤。」 刑務所の少年達は何かから逃れるために罪を犯した。その「何か」は刑務所の中でなく外に蔓延ってるんだよね。もしかしたら、自分もその「何か」の一端になりうるかもしれない。
この本を読んだ人の感想
ショップ
あなたの感想も、読書仲間へ
ブックミーで読んだ本を記録して、感想を共有できます。