おわりのそこみえ
図野 象
河出書房新社
2023年11月22日頃
概要
日当7500円のバイトに遅刻しないため2000円払ってタクシーに乗り、スマホで消費者金融のアプリとマッチングアプリを交互に見る生活を送る、買い物依存で性依存の美帆。両親は貧乏で不仲。バイト先で再会した元同級生の宇津木は、筋金入りのストーカー。アプリで知り合ったアメと刹那的なセックスをし、ほとんど知らないベトナム料理屋の店員ナムちゃんが「唯一の友達」。その人生の歯車は、あるひとつの死をきっかけに急激に加速してー。地獄へと爆進する美帆と、全員が常識外れの登場人物たちを、軽やかな文体で活写する衝撃の問題作。第60回文藝賞優秀作。
ステータス
読んだ
李*ロリさんの感想・評価
自分と同じ歳の絶望的な状況にある女の子の話だった。面白くて寝る前なのに一気読みしてしまったが、なんだか悲しい気持ちになった。闇金ウシジマくんを読んだ後の感覚と似ていると思う。 自分もマッチングアプリの経験があるので、マッチングアプリで会う人の描写にわかりみを感じた。 一見終わっている家族だが、最後のシーンで涙してしまった。本を読んで泣くのは久しぶりだった。
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