殺人出産
村田 沙耶香
講談社
2016年08月11日頃
概要
今から百年前、殺人は悪だった。10人産んだら、1人殺せる。命を奪う者が命を造る「殺人出産システム」で人口を保つ日本。会社員の育子には十代で「産み人」となった姉がいた。蝉の声が響く夏、姉の10人目の出産が迫る。未来に命を繋ぐのは彼女の殺意。昨日の常識は、ある日、突然変化する。表題作他三篇。
ステータス
読んだ
李*ロリさんの感想・評価
10人産んだら誰でも1人殺すことができるというシステムが確立された世界で生きる姉妹の話だった。自分がこの世界に生きていたら、10人産んでまで殺そうと思う人はいないと思うけど、殺されることに怯えながら暮らすことになるだろうと思った。大多数の人がそのようになるだろうと思うが、そうなればみんな今以上に他人に気遣いながら生きることになるかもしれない。 人権や倫理など今まで人類が積み上げてきたものをぶち壊すようだが、確かに合理的なシステムであると思うので、このシステムの導入について真剣に考えてみるのも面白いと思う。
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