モダンタイムス(上)
伊坂 幸太郎
講談社
2011年10月
概要
恐妻家のシステムエンジニア・渡辺拓海が請け負った仕事は、ある出会い系サイトの仕様変更だった。けれどもそのプログラムには不明な点が多く、発注元すら分からない。そんな中、プロジェクトメンバーの上司や同僚のもとを次々に不幸が襲う。彼らは皆、ある複数のキーワードを同時に検索していたのだった。
ステータス
読んだ
薄雪さんの感想・評価
伊坂幸太郎さんの『モダンタイムス』の上巻です。 物語は、システムエンジニアの渡辺拓海が、妻・佳代子に雇われた謎の男・岡本猛から浮気を疑われ、拷問を受けるという衝撃的な場面から始まります。拓海は気の弱い性格で、妻に頭が上がらない恐妻家です。そんな中、職場の先輩エンジニアである五反田正臣が、あるサイトの仕様変更案件を途中まで進めたまま突然失踪してしまいます。優秀だった五反田の仕事を引き継ぐことになった拓海は、後輩の大石倉之助とともにプログラムの解析に取りかかります。 解析を進めるうちに、二人は不自然な点に気づきます。「播磨崎中学校」「個別カウンセリング」「安藤商会」など特定のキーワードの組み合わせで検索した場合に、特定の出会い系サイドに繋がることがわかります。ところがその言葉を手がかりに調査を試みた大石は、痴漢の冤罪で逮捕され、さらに上司の加藤課長が謎の死を遂げます。また当初は拷問役であったして岡本もその言葉で検索してしまい、彼の家は放火されます。 周囲で不穏な出来事が続くなか、拓海は自分も危険に巻き込まれるのではないかという恐怖を感じ、小学校時代からの友人である作家・井坂好太郎に相談します。 井坂や岡本も巻き込みながら、拓海は事件の真相解明に乗り出します。やがて彼らは、これらの出来事が単なる偶然ではなく、関連している可能性に行き着きます。 拓海は「安藤商会」という組織と、その創設者で故人の安藤潤也の存在にたどり着きます。真相を確かめるため、拓海は岩手の山奥にある安藤の別荘地へと向かいます。 … といったあらすじが上巻です。 とてもなんだかわかりにくい話で、少し突拍子もない感じを受けました。続きの感想は下巻で。
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