異邦人
カミュ
新潮社
1996年05月
概要
母の死の翌日海水浴に行き、女と関係を結び、映画をみて笑いころげ、友人の女出入りに関係して人を殺害し、動機について「太陽のせい」と答える。判決は死刑であったが、自分は幸福であると確信し、処刑の日に大勢の見物人が憎悪の叫びをあげて迎えてくれることだけを望む。通常の論理的な一貫性が失われている男ムルソーを主人公に、理性や人間性の不合理を追求したカミュの代表作。
ステータス
読んだ
miさんの感想・評価
感情があまりないことは罪なのか疑問に思った。ムルソーが、自分の非情さと罪の大きさについて論を展開する検事に対して、自分の罪が糾弾されていながらも納得してしまうところとか、共感できた。ムルソーが「太陽のせい」といっていたように、自分ではうまく説明できない何かによって生じた行動はもちろん周りには理解されないし、他人の理論を聞くと自分が正しくは無いと納得出来てしまう。たしかに自分の中で何かをもとに行動が起きたことは確実なのに、説明できないし、納得されないこともわかってしまう。
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