na🌱こゝろ
こゝろ

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夏目 漱石

KADOKAWA

2004年05月10日頃

概要

「自分は寂しい人間だ」「恋は罪悪だ」。 断片的な言葉の羅列にとまどいながらも、奇妙な友情で結ばれている「先生」と私。 ある日、先生から私に遺書が届いた。「あなただけに私の過去を描きたいのです…」。 遺書で初めて明かされる先生の過去とは? エゴイズムと罪の意識の狭間で苦しむ先生の姿が克明に描かれた、時代をこえて読み継がれる夏目漱石の最高傑作。 解説、年譜のほか、本書の内容がすぐにわかる<あらすじ>つき。 ※カバーの絵柄は(株)かまわぬのてぬぐい柄を使用しています あらすじ    中村明 上 先生と私 中 両親と私 下 先生と遺書 注釈 解説  夏目漱石ーー人と作品     宮井一郎  作品解説              中村明 年譜

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na🌱さんの感想・評価

「運命」を信じることは救いなのかも❓ この前まで運命はない!って思っていて、自分の欲しいものは自分の意思で手に入れるんだ❕と思っていたけど、ある程度運命を信じることや受け入れることも大事なのかなと思った。 「お嬢さん」を欲するあまり、Kの告白を受けて焦ってしまった「先生」は、Kのコンプレックスに感じる部分を責めて自尊心を傷つけたり、強引に「お嬢さん」との結婚を進めてしまった。最終的に「お嬢さん」と結婚することはできたが、「先生」は一生良心の呵責に苦しめられて、とても幸せと呼べる人生ではなさそうだった。 これを受けて、喉から手が出るほど欲しいもの、やりたいことに対して、最大限の努力をすることは大切だと思う一方で、それが曲がった方法であったり、自分の倫理観を逸脱してまでやるのは良くないなと思った。 自分の心身が健康な範囲でできるところまで突き詰め、それでも達成できなかったらそれを「運命」と受け入れること。 運命を信じることがある一定、諦めていい、もうこれ以上はやるべきでない、という救いになり、自分自身を極限な、卑屈な状態にさせない抑止力になるのかなと感じた。

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