明日の記憶
荻原浩
光文社
2007年11月20日頃
概要
広告代理店営業部長の佐伯は、齢五十にして若年性アルツハイマーと診断された。仕事では重要な案件を抱え、一人娘は結婚を間近に控えていた。銀婚式をすませた妻との穏やかな思い出さえも、病は残酷に奪い去っていく。けれども彼を取り巻くいくつもの深い愛は、失われゆく記憶を、はるか明日に甦らせるだろう!山本周五郎賞受賞の感動長編、待望の文庫化。
ステータス
読んだ
ちよさんの感想・評価
初め、この本を手に取ったとき若年性アルツハイマーという言葉を耳にしたことはあったけれど正直親近感はなかったし、どういうものか深く向き合ったこともなかった。この本を読み進めていくうちに普段当たり前だったことも忘れていく雅行の苦しみやそれをそばで支えていくもどうすることもできない枝美子の葛藤に心を動かされた。この本を読んで当たり前の生活のありがたさに改めて感謝することができたのと同時にこのような症状がある人が本のなかだけでなく実際におり、自分や自分の周りも将来的にこの病をかかる可能性があるという事実に対して自分だったらどのように受け止め、どのような行動をとるだろうと読み終わった後もしばらく余韻が残り、すごく考えさせられた1冊だった。
この本を読んだ人の感想
ショップ
いいね!
あなたの感想も、読書仲間へ
ブックミーで読んだ本を記録して、感想を共有できます。