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ミシェル・ウエルベック/中村 佳子
河出書房新社
2015年10月06日頃
概要
「なぜ人生に熱くなれないのだろう?」-圧倒的な虚無を抱えた「僕」は、父の死をきっかけに参加したタイへのツアーで出会った女性と恋におちる。パリへ帰国し、ふたりは売春ツアーを企画するが…。高度資本主義下の愛と性、そして絶望を描き、イスラームの脅威を見事に予言した、最もスキャンダラスな長編作。
ステータス
読んだ
MHXさんの感想・評価
おもしろかった。セックスツーリズムをモチーフに、西欧が生み出した資本主義の空虚、そして、フランス人に生まれ、パリという都市で本質的には放蕩している主人公の喜びと諦観を描いている。資本主義のコントラストとしてイスラム教を持ち出すアイデアも納得できる。思想的なテーマをエンタメに昇華させた傑作。文章は読みやすい。やっぱり初期の村上春樹を感じた
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