風の歌を聴け
村上 春樹
講談社
2004年09月
概要
村上春樹のデビュー作 1970年夏、あの日の風は、ものうく、ほろ苦く通りすぎていった。僕たちの夢は、もう戻りはしないーー。群像新人賞を受賞したデビュー作 1970年の夏、海辺の街に帰省した<僕>は、友人の<鼠>とビールを飲み、介抱した女の子と親しくなって、退屈な時を送る。2人それぞれの愛の屈託をさりげなく受けとめてやるうちに、<僕>の夏はものうく、ほろ苦く過ぎさっていく。青春の一片を乾いた軽快なタッチで捉えた出色のデビュー作。群像新人賞受賞。 風の歌を聴け ハートフィールド、再び……(あとがきにかえて)
ステータス
読んだ
nnkさんの感想・評価
一生という長い視点から捉えると、至極短い日々の物語。 刹那的で、風のように過ぎ去る日々の中で、人が想い、感じ、動いているのだな。 村上春樹の本って台詞が多い?他の本では意識しないけど、台詞は、その人の人格や想いが、言葉の言い回しにうっすら露出していて、台詞じゃない一人称の視点の心中の文章より、リアリティが多くて面白い。 ストーリーも意図も、自分の中では咀嚼しきれていないから、時々読み返す1冊になりそう。
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