目の見えない人は世界をどう見ているのか
伊藤亜紗
光文社
2015年04月16日頃
概要
私たちは日々、五感ー視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚ーからたくさんの情報を得て生きている。なかでも視覚は特権的な位置を占め、人間が外界から得る情報の八〜九割は視覚に由来すると言われている。では、私たちが最も頼っている視覚という感覚を取り除いてみると、身体は、そして世界の捉え方はどうなるのかー?美学と現代アートを専門とする著者が、視覚障害者の空間認識、感覚の使い方、体の使い方、コミュニケーションの仕方、生きるための戦略としてのユーモアなどを分析。目の見えない人の「見方」に迫りながら、「見る」ことそのものを問い直す。
ステータス
読んだ
S2さんの感想・評価
2025年6月 視覚障害者のことを「かわいそう」「不便」と捉えるのではなく、多様な身体的あり方として『面白がる』視点もあるということを学んだ。 世間では哀れまれたり、触れられないことが善だと言われがちである。そんな私たちにとって、面白がるという考えはなかった。 視覚障害者本人らは、ユーモアを交えてポジティブに受け止めていること。私はそれを理解できていなかった。 視覚がないからこそ見えるものがある。
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