やかず孤高の人 上
孤高の人 上

孤高の人 上

新田 次郎

新潮社

2009年08月

概要

昭和初期、ヒマラヤ征服の夢を秘め、限られた裕福な人々だけのものであった登山界に、社会人登山家としての道を開拓しながら日本アルプスの山々を、ひとり疾風のように踏破していった“単独行の加藤文太郎”。その強烈な意志と個性により、仕事においても独力で道を切り開き、高等小学校卒業の学歴で造船技師にまで昇格した加藤文太郎の、交錯する愛と孤独の青春を描く長編。

ステータス

読んだ

やかずさんの感想・評価

主人公、加藤文太郎の心の声と、何度自分自身を重ねたか分からない。 周りに理解されなくても自身の葛藤を抱えて進む気力。 特権階級や「持つ者」「持たざる者」に分けられてエネルギーを活かせない悔しさ。 時代を感じとり、このまま利用されるより、山に殉じようと半ば遭難のような冬山行。 最期に少しだけ感じた「普通の家庭の温かさ」 読むたび、山に行くな!行ったら死ぬぞ!と呼びかけてしまうが、風吹に消える結末は当然変わらない。 文太郎は「寂しがるため」に山に登り続けたのだろうか…………

この本を読んだ人の感想

「孤高の人 上」の感想・レビューをもっと見る

ショップ

Amazon楽天
やかず

あなたの感想も、読書仲間へ

ブックミーで読んだ本を記録して、感想を共有できます。

やかずのコンテンツをアプリでチェックしましょう