やかず遥かなる水の音
遥かなる水の音

遥かなる水の音

村山 由佳

集英社

2012年11月

概要

「僕が死んだら、その灰をサハラにまいてくれないかな」。亡き周の希望を叶えるために共にモロッコへと旅立つ4人。いまの恋愛関係の行き先に不安を覚える緋沙子。近づきつつある老いにおびえるゲイのフランス人、ジャン=クロード。ふとしたはずみで身体の関係ができ、気持ちの整理がつかない幼なじみの浩介と結衣。愛の深さ、強さとは。そして生きることとは。様々な愛の形を浮き彫りにする感動長編。

ステータス

読んだ

やかずさんの感想・評価

村山由佳さんは、バージョン2.0をつくる天才。 明らかに沢木耕太郎先生の「深夜特急」のオマージュだろう。(決して二番煎じのクオリティでない。) 登場するモロッコの砂漠は、その場所の匂いがリアルな言葉で綴ってある。やはりこの作品のために本当に旅した村山さんならでは。 登場人物のそれぞれの旅と恋と人生がページをめくると、次々変化するのに、忙しさがなく最後の美しい砂漠のシーンに繋がるべくして繋がる一冊。

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