やかず世阿弥の言葉
世阿弥の言葉

世阿弥の言葉

土屋恵一郎

岩波書店

2013年06月

概要

能は六百年前にすでに人気を競う「市場」にさらされ、世阿弥は競争に勝つ戦術書として『風姿花伝』をはじめとする伝書を書いた。「初心忘るべからず」に代表されるその言葉は、能役者が試練を乗り超えるためのものだが、現代人の心にも深く響く。イノベーターだった世阿弥の能のを創造する手法は、ビジネスや人生の局面を打開するヒントに満ちている。

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・夢によって呼び戻されることが待っている過去の物語が眠っているのだ ・ヨーロッパの劇は舞台で起こる出来事 それに対して 能は 彼方から誰かがやってくる「旅」「訪れ」の出来事。だから舞台「橋」を「はし🟰端」とする。 ・時分の花(流行り廃りの激しい「ポッと出」) ・まことの花(その荒波の中で残った「本物」) ・独創的だと思っている人間は、そのことを知らないだけだ ・人気や景気そして「変化する身体」と、もっとも不安定なものに向き合っていたから、 不安定なものとの対話こそ、 芸術家世阿弥の人生の色気 ・軽々と機をもちて ↓ 独壇場に立って、気分良くやるのでなく、 周囲、相手のリズムにのるべし。 ・自分の後ろ姿を覚えねば、 卑しさや欲に気づけない 実際には自分の眼で自分の後ろ姿を見ることはできないので、客観視の精神を持とう。 ≒離見の見 ・秘すれば花 実際に秘密として磨いているその芸や色気が役立つことより、 「表に出ている自分」とは異なる自分の世界をもっていること自体が、 その人の能力に厚みをもたせる。

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