白銀の墟 玄の月 第三巻 十二国記
小野 不由美
新潮社
2019年11月09日
概要
新王践祚──角なき麒麟の決断は。李斎は、荒民らが怪我人を匿った里に辿り着く。だが、髪は白く眼は紅い男の命は、既に絶えていた。驍宗の臣であることを誇りとして、自らを支えた矜持は潰えたのか。そして、李斎の許を離れた泰麒は、妖魔によって病んだ傀儡が徘徊する王宮で、王を追い遣った真意を阿選に迫る。もはや慈悲深き生き物とは言い難い「麒麟」の深謀遠慮とは、如何に。
ステータス
読んだ
チャロンさんの感想・評価
再読。いろいろな謎が解けた巻。 私は麒麟のことをイメージでしか理解していないので、泰麒が冷静に周りを欺いていくのは別に気にならないけど、さすがに誓約までするのはショックでした。泰麒の苦しむ姿がショックというだけでなく、麒麟は王だけに頭を下げられるというのがものすごく神聖で大好きな設定だったので、どんな理由であれ他の人に頭を下げるのはやめてほしかったです。特に泰麒と驍宗にとっては、王となったときのエピソードのこともあって、他の王と麒麟以上にその行為の重要さを感じていたので。 ところで十二国記の世界って神仙がいる世界なのに仏教ってあるんだなと思い、ちょっとびっくり。天帝はどう思っているんだろう?仏教は胎果が持ち込んで広げたのかな?
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